草野心平『秋の夜の会話』レビュー
草野心平って、どんな人?
はい、こんにちは。
かめれもん★です(^^ゞ
今回は、草野心平さんについて、取り上げたいのですが、その中でも『秋の夜の会話』という詩をレビューしたいと思います。
この詩は、ポケット詩集(1650円)で知りました。
草野心平さんといえば、詩人であり、福島県生まれ。
蛙の詩人とも呼ばれ、蛙の詩を多数残しています。
その一方で、割と知られていないですが、富士山を題材にした詩も多数あります。
オノマトペを頻繁に使用し、ときには前衛的な詩も残しています。
前衛的というのは、詩の新たな試みのようなものであり、画期的な詩、とも呼べると思います。
それでは、作品をレビューしていきたいと思います。
作品レビュー
この詩を読む前、あるいはこの詩人と出会う前、詩というものは、割と型にハマったものなのかな、という印象がありました。
しかし、草野さんの詩を多く読む中で、鮮烈なインパクトが脳裏に焼き付きました。
その中で、この詩は、割と控えめなのかな、と思いました。
しかし、身に迫る命の儚さ、悲哀、その中でも命が輝き、小さく健気に揺れている。
そのように、心が動かされました。
『秋の夜の会話』という通り、二匹の蛙が、寂しく、それでも生きている鮮烈さを、静かに描くことに成功しています。
わたしたちは、生きているだけで、よいのだと思います。
小さく、健気に、控えめに生きていても、たしかに存在している、地球のどこかに。
そのことを、この詩は、わたしたちに再確認させてくれます。
それでは、まとめです。
まとめ
草野心平さんは、蛙の詩人とも呼ばれ、この詩も蛙のことが描かれています。
『秋の夜の会話』は、わたしたちに、小さくても命の存在がたしかに輝きを放っていることを、再確認させてくれます。
他にも、草野さんは、詩や作品を多数残しておりますので、ぜひご確認いただければ、と思います(詩集は、748円です↓)
それでは、わたしはこの辺で。
かめれもん★でした(^^ゞ