詩『もしも猫が連れ去られたら』
とんびが空を舞っている つばさを広げ くるくるくるくる 同じところを何回も 何かを探している 目つき? 僕はときどき心配になる 心配って僕のことじゃない 心配なのは飼い猫のほうだ ある日いつものように 玄関から飛び出していって 草を食べたり 塀に登ったり 尻尾をふりふりしている その尻尾が 問題に思う とんびは上から目を付けて ピーヒョロヒョロホー と いつになく上機嫌で というか いつになく飢えていて 狂ってそうで バサバサバサと来たかと思いきや そのまま猫をわしづかみ 僕の目の前で意気揚々と 連れ去って行った・・・ 飼い猫が心配だ 今日はそれほど とんびは上機嫌ではなさそうだけど いつか僕の目の前で 猫を連れ去ろうものなら 僕は力づくで とんびにしがみついて 雄叫びをあげて 猫を連れ戻すだろう・・・ っていうか そんなこと あるわけないか 馬鹿のひどい妄想で ご迷惑をおかけしました でもそんな場面があったほうが 日常はもう少し ドラマチックになるのになあ・・・ 今日も平和な朝で ありがとうございます。